つま先のスチールとゴムの靴底。私の定番改造。
チャーチのシャノンを手に入れてから、5年ほど
経ちました。
靴の歴史、履き方や手入れの方法など、本やネットで
勉強を続けてきたことで、革靴について自分なりの
考え方が出来てきたと思っています。
しかし、革靴の世界は果てしなく奥が深い。
5年くらいの私が偉そうに語るのは恥ずかしいのですが、
現時点での私の知識をお話しします。
私は革靴を買ったら二つの改造をしています。
①つま先を鉄のチップ(ヴィンテージスチール)で補強
②靴の裏側にゴムのソール(ハーフラバー)を貼る
二つの改造を施した私のシャノンは、こうなっています。
つま先は、普通に歩いていても意外と地面に引っかけるので
①のヴィンテージスチールを貼って保護します。
革のソールは滑りやすいため、安全のために②のゴムの
ソールを貼り付けています。
デパートで買ったその場で、併設の工房に依頼します。
「買ってすぐに改造だなんて、虫歯になっていない歯に
詰め物をするようなものだ」という人もいます。
確かに、その意見には同意します。
つま先に金属を固定して、ゴムのソールを貼るだなんて
レザーソールの味わいを台無しにする行為ですから。
しかも、あまり格好良くないし。
ですが、私はこの改造をして良かったと思っています。
運動神経の鈍い私にとって、滑りやすいのは危ないし
意外とつま先を引っかけることって多いんです。
革靴としての美しさは若干損なわれますが、道具としての
性能を優先させました。