「高級品は結果的に安上がり」ってホント!?
「高級品は長く使えるから、結果的に安上がり」
と言う人がいますが、これは本当でしょうか?
私なりの結論を言ってしまうと、
「単純に金額だけで考えるなら、逆に高くつく」
ということになります。
まず、当然ながら商品そのものが高額だということ。
長く使えるとしても、手に入れるための金額が
やはり高額になってしまいます。
さらに、維持費もかかります。
機械式時計なら3~5年に一度のオーバーホールが
必要になりますし、汗などで革ベルトがダメになった
場合は交換する必要があります。
革靴なら、普段の手入れ用品やソール等の交換費用が
かかってしまいます。
いわゆるハイブランドの商品の場合、自社以外での
修理は認めないという所が多いので、その分割高な
修理代を支払う羽目になってしまいます。
しかも、紛失や盗難のリスクもありますからね。
安くて品質の良い物が手に入る現代では、安い物を
使って、買い替えていく方が合理的です。
逆に、高級品を買って維持費をかけながら使い続ける
というのは時代に合わないとさえ思います。
では、なぜ「高級品は結果的に安上がり」と言う人が
いるのでしょうか?
それは、金銭面以外の要素も加味しているからだと
私は考えます。
頻繁に買い替えなくてもいいという金銭面だけでなく、
高い品質とデザイン性
その物を所有する喜び
自分と一緒に歳を重ねるという愛着
そのブランドが歩んできた歴史
これら付加価値の部分も加味すれば、「結果的に安上がり」
という意見もうなずけるのではないでしょうか。
・高級品を買って長く使うか、
・安くて品質の良い物を頻繁に買い替えていくか
これは、どちらが正しいか?という問題ではありません。
自分自身がどちらの生き方を選ぶかということです。
私は、高級品を買って長く使うという道を選びました。
それはダンディという言葉にマッチすると思うからです。