PianoDandyの紳士倶楽部

このブログはダンディズムに憧れる一人の男の記録である。

大切な鞄には「あんこ」を入れましょう。

高級な鞄を頑張って買った私としては、できるだけ
長く使っていきたい思うところ。

物を長く使うためには、様々な工夫があるんです。

 

前回、革靴のシューツリーについて投稿しましたが、

pianodandy.hatenablog.com

鞄についても、型崩れ防止が必要になります。

その切り札となるのが『あんこ』です。
『あんこ』というのは正式名称ではありませんが、
いわゆる詰め物です。

 

中身がカラになったペッタンコ状態の鞄は、保持力が
無く自立できません。

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このまま置いてしまうと、思わぬところにシワや
折り癖が出来てしまいます。
ナイロン素材の場合はそこまで酷くはなりませんが、
本革の場合は特に注意が必要です。

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このシワを伸ばし、鞄が自立できる程度にパンパンに張った
状態にしておくために、『あんこ』を詰めていくことに
なります。

 

鞄の形や大きさは様々なので、あんこもそれに合わせて
自分で作る必要があります。

あんこの材質も、人によって様々。
代表的なものは、紙かプチプチ(梱包用緩衝材)。

私は、紙とプチプチのハイブリッド仕様にしています。

 

まずは、プチプチを鞄の大きさに合わせて座布団の
ようなクッションを作ります。

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クッションは、鞄の 縦×横×厚み で大まかに決めます。

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養生テープで留めて出来上がり。

 

鞄にプチプチを詰めた後の空きスペースに、
梱包用の白紙と新聞紙をさらに詰め込みます。

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新聞紙のインクには、防虫効果があるそうです。
是非とも『あんこ』に混ぜておきたいところですが、
インクが移ったらイヤなので、鞄の生地には直接触れない
ように白紙で包んで入れます。
(最近の新聞紙で、そこまで色移りするようなことはない
 と思いますが、念のためです。)

 

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あまりパンパンに詰め込み過ぎると、ファスナーや留め具に
負荷がかかり過ぎるので注意が必要です。
鞄の生地にシワが出ないよう張った状態を目指しつつ、
自由に開閉できる程度に詰め込みましょう。

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鞄の本来の形を保持し、シワを伸ばした状態で自立します。

 

休日は必ずこの状態にして、鞄の形を整えることに
しています。
面倒と言えば面倒なのですが、良い物を長く使うならば
この方法が最も効率的で安上がりだと思います。